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2004.07.14

54へぇ

本日の「トリビアの泉」で紹介されたトリビア。

「宇宙科学で実現可能とされてきたワープは1997年不可能という結論に至った」

で、ワープの映像にスタートレック登場。VOYAGER でした。
数秒だけです。ほとんどは宇宙戦艦ヤマトの映像でした。

番組中で紹介されていた論文はM J Pfenning and L H Ford によって発表された The unphysical nature of 'warp drive'(リンクはPDF)。

番組中で解説されていたワープ航法はヤマト方式(正式にはなんていうんだろ)。A 点と B 点の間の空間を折り畳めば、折り畳んだ分航行距離が短くなる…っていうヤツ(&larr合ってるよね ?)。

スタートレックのワープはワープドライブから亜空間フィールドを発生させて、船をフィールドで何層にも包む方式だと思っていた。(詳しくはスタートレック科学技術解説亜空間 (Subspace) の最後の2つの段落を読んでください)

でも、ワープエンジン (Warp Engines) の頭から2段落目、「ワープエンジンは、持続的に空間を折り曲げて推進 (continuum distortion propulsion)する。」って書いてあった。あれ ? ヤマト方式だ。

ヤマト方式 = スタートレック方式 ???。(ホントのところどうなの ?)

ちなみになんで不可能かというと、空間を折り畳むのに宇宙に存在するエネルギーの10倍のエネルギーが必要だから、だそうな。

ワープ航法じゃないけどバザードラムジェット(SF航海日誌 by 御宗銀砂さん)っていう航行方法もある。これは知らんかった。

引用させて頂くと、

巨大な、たとえば直径が地球くらいある巨大なラッパを、宇宙に飛ばす。

宇宙空間は完全な真空ではなく、ほんのすこしだけ、希薄なガス(星間物質)がある。宇宙船の前方にあった星間物質は、ラッパに吸い込まれ、ぎゅうぎゅうに圧縮され、ついには核融合を起こして、宇宙船の推進力となる。


だって。核融合だとどのくらいの速度が出るんだろ ?

(追記)
タイトル同じ、記事の内容も同じネタってことで「あ★空間通信」 by イメカさんにとらっくばっく !!

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スタートレック」カテゴリの記事

コメント

ま~昔は地球は平らだったし、宇宙の中心だったし、
相対性理論が出た頃は、宇宙は静的なものだったし、
分子は一番小さな単位だったし、原子が小さな単位だった
こともあるし、素粒子も見つかったし(^_^)
今は無理でも将来はきっとできることでしょう。
ワープ航法より、転送、翻訳機、異星人との子供(これは
TNGでこじつけている話がありますが)の方が不思議です。

投稿: うり坊 | 2004.07.15 00:45

うわぁ!たった今同じ記事を書いて来てみれば・・・・
さすがでございます。
そして詳しいし。。。。。ウ~ン、さすがに抜け目無いなMr.quark!
でも、タイトル一緒なんて照れますなぁ。
(>_<)"

投稿: イメカ | 2004.07.15 01:09

始めまして、このトリビアで、ヴォイジャー出たときうれしかったです
うぉーって!チラッと出たところで、トレスか!?ジェインウェイか!?って。
空間折りたたむ話ですが、あれを見て「人体を渡り歩く異星人」(Vis a Vis)で
「多重ワープドライブ」って言うのが出てきたのを思い出しました
でもやっぱり、後300ねんくらい経てば可能になるのではないかと……

投稿: 星羅 | 2004.07.15 12:17

> うり坊さん
転送、レプリケータ、ホロデッキ。
全てが同じ技術の応用ですけど
これらは簡単には実現出来そうにないですよね。

翻訳機は応答性と個人の発音の微妙な違いやなまりを
どれだけ認識できるか ? って所でしょうか。
でも話している人の口に合わせて音声が聞こえるのは難しそうですね。

> イメカさん
かぶりましたね(笑)。
内容だけならともかく、タイトルまでとは。
ベタゾイドですか ?

> 星羅さん
はじめまして。
我がバーへようこそ。
多重ワープドライブ、有りましたね。
あれもどうなのかな。
星羅さんはお名前から推測するにロミュラン人でしょうか。
人工ブラックホールの技術を地球に提供して頂けませんか?(^_^)

投稿: quark | 2004.07.15 20:13

 初めまして。トラッキングありがとうございます。
 http://sfr.air-nifty.com/diary/2004/07/post_4.html'>バザードラムジェットの速度ですが、最終的には光速を目指します。
 核融合ごときでは「即座に光速」はムリですが、燃料を宇宙から吸収する利点を生かし、半永久的にアクセルを踏み続けることで、限りなく光の速度に近づくことができます。

投稿: 御宗銀砂 | 2004.07.15 20:41

> 御宗銀砂さん
はじめまして。
補足解説ありがとうございます。
光速に「限りなく」近づくんですね。
到達するまでどれほどの時間とエネルギーが要るのだろう。
なんだか実用的じゃない気がします。

投稿: quark | 2004.07.15 23:18

 いわゆる「1G加速」を1年間続けると、相対論効果を計算に入れても、ほぼ光速に近い速度まで加速できるそうです。
 そんなに長期間、それだけの加速を行うとすると、必要なエネルギーは膨大ですが、バザードラムジェットなら宇宙からいくらでも燃料を補給できるので、気にする必要がありません。
 そんなわけで、それほど非現実的ってわけでもないかな、という気がしてくるのが、このエンジンの面白さなんですね。
 光速に限りなく近づくことで、船の相対時間は限りなくゆっくりになります。何十億光年の彼方も、乗員が生きているうちに行けるそうです。

投稿: 御宗銀砂 | 2004.07.15 23:38

> 御宗銀砂さん
またまた補足解説どうもです。
うーん、それほど非現実的でない気がしてきました。
さらに
> 光速に限りなく近づくことで、船の相対時間は限りなくゆっくりになります。何十億光年の彼方も、乗員が生きているうちに行けるそうです。
おお、いわれてみればそうですね。
面白い!!

投稿: quark | 2004.07.16 00:14

あ~、4分の1バルカンってとこかなぁ(おぃおぃ^^;
この名前は、スタトレを知る以前から使っていたものですし^-^

だが、24世紀くらいになればやっぱりできるようになっているかも
今のパソコンや、携帯だって300年くらい前にはありえなかったと思うし……

ただ私はそれよりも、女優になってああいうことを演じてみたいと思っていたりする

投稿: 星羅 | 2004.07.16 12:32

> 星羅さん
300年後…
スタートレックに描かれているような
明るい未来だといいですね。
技術の進歩に人は付いていけるのか ?
長生きしたいです。

投稿: quark | 2004.07.16 22:10

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昨日の『トリビアの泉』より。 ワープに必要な時空のゆがみを起こすためには,宇宙全 [続きを読む]

受信: 2004.07.15 22:28

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