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2005.05.17

パタリロとバビロン5

1つだったら書かないでスルーしただろうが、1シーズンに2つも出てきたのでネタにする。
魔夜峰央先生の代表作「パタリロ!」と、アメリカのSFドラマ「バビロン5」に出てきた類似ネタである。今回は1つめ。

バビロン5のエピソードは Babylon5 Episode Guide を参照させていただきました。

パタリロ! (第10巻) に「Fly me to the moon」というエピソードがある。パタリロがはみがきをチュ−ブから出して、また戻そうとするあのエピソ…(バキッ!)

マリネラ航空宇宙局(のとなりの植物園)で働いている不思議な力を持つ青年の話です。彼の名はロビー。宇宙飛行士になって月へいくのが夢です。

彼の不思議な力とは、手をかざすだけでけが人や病人を一瞬にして直してしまう能力。パタリロは彼の能力に目を付け、「月に連れて行ってやるから協力しろ」と少年の能力を使って金儲けを始めます。どんな病気、怪我でも直すことが出来るロビーでしたが、日に日に彼の体は弱って行きます。

ロビーの噂を知ったバンコランがパタリロのもとにやってきます。あるアジアの国の戦争をやめさせるために世界を飛び回っている聖職者、アントニウス枢機卿が脳溢血になってしまったのでした。彼がいたからこそ、戦争中の敵国同士が休戦協定を結ぶつもりになっていたのに、ここで枢機卿が死んでしまっては、戦争が再開してしまいます。

パタリロとロビーは枢機卿のもとへ向かいました。しかし、ここでロビーの能力が判明します。ロビーの能力は他人に自分の生命エネルギーを与える能力だったのです。そのとき枢機卿が危篤状態に陥ってしまいます。パタリロは悩んだ末に、この治療が終わったらロケットで月に行かせることをロビーに約束します。

ロビーは全精力を使って枢機卿を直そうとします。しかし、危篤状態ですから枢機卿を治すためには相当の生命エネルギーが必要です。結局、枢機卿の命は助かり、休戦協定が結ばれ、何万人もの命が救われましたが、ロビーは死んでしまいました。
(長いな…)

そこでバビロン5。
シーズン1、21話「The Quality of Mercy(命懸けの治療!レイク症候群)」でバビロン5に異星人の器具を使って、違法だが無料で人々を治療している医者ローゼンが出てきます。

実はこの器具は処刑の道具で、生命エネルギーを一方から他方へ移動させるものでした。ローゼンは病にかかっており、余命数年でした。

物語の終盤、脱走した犯罪者が逃走中に負傷して、この医師の娘を人質に立てこもります。そしてローゼンに負傷した傷を治すように脅します。しかし、ローゼンは娘を救うために犯罪者に生命エネルギーを移すのではなく、逆に奪って娘を救うのでした。犯罪者は生命エネルギーを奪われて死に、ローゼンの病は完治してしまいます。

物語は全く違いますが、生命エネルギーを移す、という点で一致しているふたつのエピソード(これだけなんだけどね)。
「パタリロ!」10巻は1981年、バビロン5のこのエピソードは1994(1995かも?)年です。

バビロン5 1stシーズン コレクターズBOX

バビロン5 1stシーズン コレクターズBOX

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コメント

TOS第3シーズンの「恒星ミナラの生体実験 The Empath 」に出てきたジェムという異星人女性は、怪我人や病人の症状をそのまま自分に移すことで対象者を治癒させる、という能力を発揮していましたなあ。
自分に移った怪我や症状もその場でみるみるうちに治るんですが、そのために相当な「生命エネルギー」を消費するようで、事後は疲労困憊していました。
自分の身を犠牲にしてでも他者を救うという概念を植え付けるための“実験”というのがこのエピソードのプロットですが、自らの「生命エネルギー」を他者に使って健康を取り戻させるという点で、似てるかも……と思って書いてみました。
どうでしょう? だめ?(笑)

投稿: ANCHOR | 2005.05.18 02:15

ANCHORさん
すっかり忘れていました。さっそく見直しましたよ。
まさしく自分の生命エネルギーを他者に与えています!

自分に症状が移るのはTOSだけですねえ。
「パタリロ!」ではその力の源を知らずに使う者の話ですが、
パタリロが初めて泣いたエピソードとして、高い評価でした。
「バビロン5」では医師がその力を逆に使って、自分の娘を救いますが、
たとえ相手が犯罪者でも医師が人を殺したという点で、
忘れられないエピソードです。

それにしてもTOSはさすがでした。
自己を犠牲にして他者を救うという概念を教える話とは…
その方法には賛否あると思いますが、これぞスタートレックという
セリフの連続に興奮しました。

DVDは少しずつ観ているのですが、なかなか進みません。

投稿: quark | 2005.05.18 23:08

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